地域産品ジャーナルは、土産品・特産品事業者のための情報誌です。
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毎月1 回25日発行
購読料金 年間15,000 円( 税別・前納)
体裁 A4 判オールカラー 24 ~ 32 ページ
創刊 1997年11月  2000年6月第三種郵便物認可

月刊 地域産品ジャーナル

最新号 2023年3月号(第289号)

  • <フォト リポート>リラックマ×はとバスコラボレーションツアー
  • 2022年の国内旅行消費額17兆円、87%増加
  • DMO全国会議が3月9日に開催
  • 全国推奨観光土産品審査会表彰式を開催
  • 東京・荒川区のモノづくりブランド初の認定商品発表会開催
  • 岐阜のアンテナショップ、東京・銀座にオープン
  • 東京インターナショナル・ギフト・ショー春2023開催
  • 「添田町めんべい工場」太陽光発電システム稼働開始
  • ヒット商品「ご当地カプセルトイ」を八戸で限定発売
  • <新製品紹介>
    ・德川宗の平和への思いからできた『楓果(ふうのか)』/にしき堂
    ・東京駅限定「東京生カステラサンド」/卵明舎
    ・「じゃがポックル」20周年記念パッケージ/カルビー
    ・「素材市場」に「さば」と「えび」/おやつカンパニー
    ・「博多まっかな苺のバターガレット」/花福堂
    ・南国柑橘「たんかん」を使った「南国ショコラーノ」/やくしま果鈴
  • 東京都が「東京おみやげショップ」を期間限定で出店

◆売れ筋ランキング◆

2022年12月特産・土産品
高速道路売店 / 空港売店 / ふるさとショップ

[データ・資料]

  • ・家計調査 12月
  • ・百貨店免税売上 12月
  • ・訪日外客数 12月

  • ・沖縄入域観光客数 12月
  • ・北海道来道者数 12月
  • ・主要旅行業者取扱状況 12月


国内旅行消費額8兆円増加


国内旅行消費額に復調の兆しが見えてきた。観光庁が発表した2022年の日本人国内旅行消費額は17兆円を上回り、前年に比べて87%も増加した。額にして8兆円の増加だ。2020年、2021年と10兆円を割り込んでいただけに、このプラスは業界にとっても大きな励みになる。
旅行単価もこれまでにない額となっている。全体では4万円を超え、宿泊旅行に限ればほぼ6万円と高額な数字になった。
旅行中の土産・買物代では、各項目とも大幅に前年実績を上回り、トータルでは2兆4,000億円と倍増した。
諸物価高騰で厳しい環境にあるが、ここにきて賃金の値上げの気運が高まってきた。まだ一部の大手企業中心の動きではあるが、これが浸透していけば中小企業にも定着していくことが予想される。
加えて、インバウンド需要が上向いてきている。1月の訪日外客数は149万人と150万人に迫った。東アジア市場からの訪日外客数が大きく伸びている。コロナ禍前は中国人頼みだったが、中国からの観光客が激減する中、東アジアからの観光客がしっかり穴埋めしてくれている。
「急いては事を仕損じる」ので、一気にV字回復を望む必要はないかもしれないが、観光立国の復活に向けて、日本人、外国人問わず観光客の便宜を図る地道な努力は欠かせない。